石神井で生まれ育った私は、幼少期から今も続くお店がたくさんあることを知っています！そのお店の多くが本当に素晴らしくて、素晴らしくて、不定期ですが、僭越ながらご紹介させて頂きたいと思います。
”ピーターパン”は、石神井公園のほとりに昔からあるパン屋さんです。私も記憶をたどれば母親の自転車の後ろ座席に乗せられて買いに行った記憶があるので、その頃か、その前からずっとあるお店です。今は、私が家族のためにパンを買いに行ってますので、親子2代ってやつですね。
写真にも看板が出ていますが「食パン」「バゲット」「クロワッサン」「ブドウパン」と、町のパン屋さんのメニューが大半です。時代の流れを反映させたパンを並べつつも、”食卓に並べるいつものパンを、いつもの味で”といった具合で安心のおいしさです。私は食パンが好きですが、いつも焼き立てを買うのでふかふか、ふわふわで焼くのがもったいないのでそのまま食べることがおおいです。私も常連ですが、常連さんもとても多いです。朝何時からオープンしているのか正確には知らないのですが、朝の日課の散歩の帰り道に（朝8時ごろ）寄ると欲しかったパンは売り切れていることはザラで、今日は朝7時に散歩で通りかかったらもう店内はにぎわっていました。
ちなみに週何回かしか焼かない隠れメニューがあり、そのパンは知る人ぞ知るなので、電話予約しておかないと買えません。奇跡的にお店に並んでいるのを見かけると迷わず買います。
少し税理士っぽいお話をさせて頂きますと、広告費をかけて新規のお客様を獲得することも大切なのですが、一度来て頂いたお客様がどれだけ喜んでどれだけ長い期間リピートして、常連になって頂けるかでその後のお店の安定感は変わって参りますので、そちらの方がよほど重要です。語弊を恐れなければ、広告はお金さえかけられれば一定の効果はでますので難易度は高くないです。
”固定客”という言葉はありますが、お客様が永遠に”固定”されることはありません。常にお客様には他の店に買いに行く選択肢があります。その選択の連続の中で、毎回選ばれ続けるために常には、そのための努力が必要です。だから長く続くお店、常連さんがたくさんいるお店には尊敬の念を抱きます。ただ、その努力もつらいだけではなくて（大変なことも勿論ありますが）、常連のお客様がいつも顔を出してくださって喜んで頂けると、”やっててよかった！”と報われる瞬間に代わるようです。ますます頑張っちゃうわけですね。